2015年度支部大会は、9月26日(土)にお茶の水女子大学共通講義棟1号館と2号館にて開催されました。前夜の雨天から晴天へと天候が回復し、133名(一般55名、学生78名)の参加者を迎えることができました。

 まず、10時より支部長の西村先生から開会の辞があり、10時10分から12時までポスター発表が行われました。ポスターの発表件数は45件(うち若手優秀発表賞のエントリーは25件)であり、活発な質疑討論が行われました。若手優秀発表賞(ポスター発表の部)は、多くの一般会員の投票により決定されました。昼食は日本KFC様からランチBOXをご恵与いただき、参加者一同がお茶大生協に会していただきました。13時から口頭発表8件(うち若手優秀発表賞のエントリーは6件)が行われました。若手優秀発表賞(口頭発表の部)は、参加者全員の投票で決定されました。

 休憩後の15時より、2015年度日本農芸化学会賞を受賞された小林達彦氏(「微生物代謝および酵素の分子機構と機能開発」筑波大院生命環境)、2015年度農芸化学技術賞を受賞された野口泰志氏(「血漿中の遊離アミノ酸プロファイルを活用した新規疾病リスク評価法の開発」味の素株式会社研究開発企画部)、同じく2015年度農芸化学技術賞を受賞された渡辺広幸氏(「分析・合成・調香の融合による新規食品香料開発」長谷川香料株式会社総合研究所)による受賞記念講演を行いました。最後に、浅見副支部長から閉会の辞があり、支部大会は終了しました。

 大会終了後には、お茶大生協にて懇親会を行いました。参加者は74名(一般44名、学生31名)でした。和やかな雰囲気の中で、参加者間の活発な議論と情報交換が行われました。会の終盤で、西村支部長より若手優秀発表賞の表彰があり、ポスターの部5名(内訳:PD以上2名、Dコース以下3名)、口頭発表の部1名が選ばれました。多くの方にご参加頂き、盛況のうちに終了することができました。

(森光康次郎)

若手優秀発表賞受賞者

【ポスター発表の部】(5名)
鈴木祥太(東京大・生物工学セ)
  枯草菌におけるEF-Tuのアシル化修飾による翻訳制御機構の解析
田中翔太(理研・CSRS/明治大院・農芸化学)
  植物成長促進化合物PPG及び植物カルス誘導剤FPXのケミカルバイオロジー解析
塚越まどか(筑波大・生命環境)
  糸状菌Aspergillus nidulansのアミノ酸生合成制御を介したNO耐性機構
永野愛(東京大・生物工学セ)
  Corynebacterium glutamicumにおける短鎖アシル化修飾を介したホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(PEPC)の機能調節
政田尚子(東農大院・農)
  コレステロール生合成阻害活性を有するDecarestrictin H、Jの合成及び立体化学に関する研究

【口頭発表の部】(1名)
有澤琴子(お茶大院・ライフサイエンス)
  脂肪滴膜リン脂質の脂肪酸組成と脂肪滴サイズの関連性

受賞者の講演要旨

講演要旨はこちら

記念写真

西村支部長、浅見副支部長、森光幹事(支部大会責任者)とともに

受賞者挨拶

会場の様子

支部長挨拶

ポスター発表

昼食(日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社よりのお弁当)

口頭発表

受賞講演

懇親会

案内ちらしのPDFファイル

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