2014年度「バイオサイエンス・スクール2014」
開催日時
2014年8月6日(水)10時から17時
開催場所
日本大学 生物資源科学部 生命化学科実験室および講義室
開催内容および高校生および中学生の参加人数
以下の七つの実験を実施し、94名(内中学生2名)の高校生および中学生が参加した。
Menu 1:微生物の顕微鏡観察 -カビ、細菌、酵母、ミクロな生物たちを見てみよう!-
Menu 2:働くタンパク質、酵素 -酵素の性質を調べてみよう-
Menu 3:香りの神秘 -植物から「香り」成分を取りだしアロマキャンドルを作る-
Menu 4:血液凝固・線溶を試験管内で見る
Menu 5:かぜ薬から湿布薬をつくってみた -医薬品の有機合成-
Menu 6:土壌で布を染めてみよう -絞り染めに挑戦-
Menu 7:キッチンもガーデンも実験室 -アントシアニンで Do science and cook-
上記日程で、日本土壌肥料学会、神奈川県青少年科学体験活動推進協議会の多大なるご支援の下、高校生のための実験セミナー『バイオサイエンス・スクール2014』が無事終了した。本実験セミナーは、日本大学生物資源科学部生命化学科の教員が主体となって準備をし、約100名の実験好きな高校生・中学生が、本セミナーに参加した。また、3名の高校教諭、神奈川県青少年科学体験活動推進協議会の担当者1名、同会にてインタンーンシップを行っている大学院生1名と大学生2名も見学をした。
最近は、高校生対象の実験講座が多くの場所で開かれるようになり、いくつかの講座を受講した人にとっては、これまでの内容が簡単であるという意見があったため、本年度は、実験に慣れている人のために、高校生にとっては多少高度な内容を盛り込んだ実験メニューも準備した。一部のメニューでは定員を超えた応募があり、他のメニューへの参加を打診したものの、参加をあきらめてしまった生徒もいた。多くの生徒が農芸化学分野に興味を持っていることを実感した。
セミナー後のアンケート結果から、参加された生徒達が、農芸化学に関連する科学実験の面白さを感じ、大学院生や大学生と話し大学の雰囲気も味わえ、満足したようである。
(熊谷日登美)