2014年度企業イベント
日本農芸化学会関東支部2014年度企業イベント~企業研究員からのメッセージ~が、11月15日(土)に東京大学農学部2号館化学第1教室で開催されました。
昨年に続き2回目となる本イベントは、企業の第一線で活躍中の若手研究員を講師としてお招きし、就職活動を控えた院生・学部生の合計70名に対して、若者の未来をエンカレッジする講演を行いました。参加企業はアサヒビール、カルピス、カゴメ、味の素、協和発酵キリン、JT、旭化成ファーマ、高砂香料の8社で、分野的にも食品、医薬、ケミカル、バイオと農芸化学に相応しい広範囲な構成となりました。
講演は企業紹介、自己紹介、研究紹介、新入社員の頃のエピソード、学生への期待やアドバイス等々、興味深い話が満載で、学生にとって有意義で実りある講演内容でした。
その後のパネルディスカッションのセッションでは、学生からの数々の質問に対して講師一人ひとりより丁寧な回答をいただきました。
引き続き、講師と学生の参加者全員が東大農学部生協食堂に移動し、須貝支部長の発声で乾杯し、盛大に懇親会が行なわれました。懇親会では、学生の皆さんが講師を取り囲み、普段聞けないことなども含めて、積極的に質問していました。講師の方々は学生からの多くの質問に対して、飲食する間も無いほどに熱心に答えて下さり、本年も大盛況のうちに企業イベントを開催することができました。
参加した学生から、「企業イベントに参加して良かった。」「とても役に立った。」「就職活動に向けて勇気を貰った。」との感想を頂き、学生にとって有意義なイベントを提供できたと思います。
(福田和郎)
当日の講師と演題
- 1.角田久美誉 (アサヒビール・醸造技術研究所)
- 酒造メーカーとイノベーション
- 2.松村宏治 (JT・医薬総合研究所 化学研究所)
- 実は薬も作っているんです! ~JT医薬と私の12年~
- 3.菊池信矢 (味の素・イノベーション研究所)
- 広がりゆくアミノ酸研究と技術開発
- 4.大亀友華 (カゴメ・研究開発本部 自然健康研究部)
- 食品会社での研究は、ココが面白い!
- 5.田原俊介 (旭化成ファーマ・医薬研究センター)
- 旭化成のトロンボモジュリン研究
- 6.大澤一仁 (カルピス・醗酵応用研究所)
- カルピス社の研究開発活動について~私の事例紹介~
- 7.佐々木繁如 (高砂香料・フレーバー研究所)
- 香料会社ってどんなところ? 調香の仕事について
- 8.千原尉義 (協和発酵キリン・バイオ生産技術研究所)
- 協和発酵キリンでの7年間
会場の様子
講演
パネルディスカッション
懇親会