支部大会において特に農芸化学の発展に寄与すると認められた一般講演に対し、2017年度より優秀発表賞を授与しています。対象は、口頭・ポスターの講演形態に関わらず、講演者(登壇者)が当支部区域を活動拠点とする大学院生または学部生であって、当会員資格を有するものに限ります。選考の方法は、講演の内容に基づき選考委員の審査により行われ、その中で評価の高い若干数を表彰します。なお、授与される賞状は全ての支部を通じて共通の様式が用いられ、支部長の推薦に従って学会長が授与者となります。

2023年度優秀発表賞

2023年8月25日(金)に開催された2023年度関東支部大会において、優秀発表賞を以下の23名に決定しました。

鄭 芸林(東⼤院・農⽣科・応⽣⼯)
乳酸菌 Liquorilactobacillus satsumensis のウォーターケフィアグレイン⽣産に関わるグルカン合成酵素に関する研究

宇津⽊ 優樹(筑波⼤院・T-LSI)
切除可能なデグロンを⽤いた細胞内標的タンパク質発現制御⼿法の開発

川上 哲也(東農⼯⼤院・農)
蘚類ハイゴケ(Calohypnum plumiforme)由来のイソプレン合成酵素の同定

⼆川 慶(東⼤院・農⽣科・応⽣化)
NMR 法を⽤いたアコヤガイ真珠層タンパク質 Pif 80 に含まれる酸性・塩基性アミノ酸の繰り返し配列 (DDRK)の CaCO3表⾯での⽴体構造解析

酒井 美紗(筑⼤院・TLSI)
アゾベンゼンを導⼊した新規核内受容体リガンドの合成と⽣物活性評価

稲垣 勇汰(東農⼤院・⽣命)
CGK733 類縁体の合成および細胞増殖阻害活性における構造活性相関研究

齋藤 駿介(明治⼤・農)
⼤腸菌における機能未知転写因⼦ YegW による新規グリコーゲン代謝制御

佐藤 綾⾹(筑波⼤院・医学医療系)
乳酸菌がゼブラフィッシュで発揮する間接的抗酸化作⽤の研究

酒造 ひなた(筑波⼤・Mics)
植物病原性⽷状菌 Fusarium oxysporum の侵襲性と病原性の関連

⾼橋 優乃(東⼯⼤院・⽣命理⼯)
コリネ型細菌を宿主としたエルゴチオネイン⽣産に対する基質アミノ酸供給向上のための代謝改変の効果

鈴⽊ 仁⼦(東⼤院・農⽣科・応⽣⼯)
セルソーターを利⽤したピレン分解菌の分解能を変化させる細菌の取得

⼩嶋 ⼤喜(東洋⼤院・⽣命)
⼤腸菌の Cs 耐性株 ZX-1 株の Cs 耐性機構の解析

⼾⽥ 征宏(筑波⼤・⽣命環境)
細菌-⽷状菌間相互作⽤におけるトランスクリプトームの⽐較解析

坂⽥ 実乃⾥(東京農⼤院・バイオ)
藍藻 Synechocystis sp. PCC 6803 の巨⼤プラスミド pSYSA の複製メカニズム解明とベクタ―の開発

川極 幸村(⻑岡技科⼤・物質⽣物)
天然ゴム資化性放線菌のポリ(cis-1,4-イソプレン)代謝に関与するアルデヒド脱⽔素酵素の同定

⻄村 瑞希(東⼤院・農⽣科・応⽣化)
炎症反応におけるアラキドン酸代謝産物による酸化ステロール産⽣制御機構

成⽑ 開(明治⼤・農芸化学)
脂質の質によるレプチン感受性及びグルコースバランスの制御

籔内 彩乃(東理⼤院・創域理⼯)
植物免疫活性化内⽣菌による植物培養細胞の代謝変化誘導

前⽥ 紗希(東⼤院・農⽣科・応⽣化)
⼈⼯化合物 DIPA に対する⾼親和性を有する変異型ジベレリン受容体の創製研究

⽔取 優希(明⼤院・農)
イネのシオカリ品種における orobanchol 合成酵素の機能解析

曽根 康世(東⼤院・農)
グルタチオン加⽔分解酵素 GGP1 の構造基盤

⽚⼭ 徳賢(明⼤院・農研・農化)
モデルラン藻由来アルギニン前駆体合成酵素の⽣化学解析とアルギニン⽣合成遺伝⼦過剰発現株の解析

⽵村 孝⼀(東農⼤院・応⽣科・健康)
霊⻑類味蕾オルガノイドを⽤いた分⼦⽣物学的ツールの作製

 
過去の優秀発表賞の受賞者

2022年度優秀発表賞

2021年度優秀発表賞

2020年度優秀発表賞

2019年度優秀発表賞

2018年度優秀発表賞

2017年度優秀発表賞

2016年度以前の受賞者