総勢252名(一般72名、学生180名)の参加者を迎え、盛大な会となった。

シンポジウムはアカデミック、および企業で活躍する研究者に講演を依頼したが古典的な技術、産業活用から先端研究まで幅広い内容の研究発表があり、さまざまな分野を包括する微生物研究者にとって、新たな視点を見出す場を提供できた。まさに「微生物研究の温故知新」にふさわしい研究会であった。ポスター発表でも学生、若手研究者を中心に活発な討論が行われた。その後の懇親会でも引き続き討論が行われ大いに盛り上がった。

このように本会の開催によって微生物研究の活性化に大きく貢献できた。シンポジウムが延長した分、ポスター発表の時間を短くしなければならず、一部からはもう少し余裕をもって企画してほしいという要望があった。この点に関しては反省し今後の研究会運営に活かしたい。

(渡辺智)

参加演題

口頭発表(6題)

兼崎友(東京農業大学生物資源ゲノム解析センター、研究員)
次世代シーケンス技術の発展から考える微生物ゲノム研究の行方
城口克之(理化学研究所、ユニットリーダー)
分子バーコーディングによる細胞内mRNAの網羅的デジタル絶対定量法
西山佳孝(埼玉大学、理学部、教授)
リボソームのレドックス制御
加田茂樹(株式会社 Mizkan Holdings 中央研究所、研究員)
第二世代のにおわなっとう菌の育種と開発
田中徹(SBIファーマ、代表取締役)
生命の根源物質5-アミノレブリン酸
奥田光美(花王、主任研究員
洗剤用酵素開発の歩み

会場の様子

シンポジウムの様子
 

ポスター発表の様子
 

懇親会の様子