2013年度第2回例会は、2月1日(土)に東京農工大学農学部の講堂にて開催されました。晴天の中、40名(一般31名、学生9名)の参加者を迎えることができました。

 まず、13時より支部長の須貝先生から開式の辞があり、13時5分から13時50分まで平成25年度農芸化学奨励賞を受賞された岡田晋治先生(「小型実験魚類を用いた脊椎動物味覚伝導の普遍性の解明」東京大学大学院農学生命科学研究科) による受賞記念講演を行っていただきました。岡田先生には、受賞対象となった研究内容について分かりやすくご紹介いただきました。

 休憩をはさんで14時より「食品機能研究の最前線」と題したシンポジウムを開催しました。好田正先生(「食品アレルギー予防ワクチンへ向けて」東京農工大学大学院・農学研究院)、森光康次郎先生(「食味と加工に優れた新野菜の育種と生理機能性研究」お茶の水女子大学・人間文化創成科学研究科)、服部一夫先生(「マイコトキシンの体重低下作用とそのメカニズム」東京農業大学・応用生物科学部)、戸塚護先生(「食品成分によるT細胞・B細胞機能分化の制御」東京大学大学院・農学生命科学研究科)から興味深いお話を伺うことができました。受賞講演、シンポジウムを通じて活発な議論が行われました。

 例会後には、東京農工大学農学部内の生協食堂「オリザ」で懇親会を行いました。参加者は約30名でした。そして、例会に引き続き講演者と参加者との間で活発な議論と情報交換が行われました。有意義かつなごやかな懇親の時間を持つことができました。

 時期的に年度末ということもあったためか、参加者の人数は少なかったですが、とても有意義な例会となったと思います。

(報告者:服部誠)

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