開催日時

  2013年8月7日(火)および8日(水)

開催場所

  日本大学 生物資源科学部 生命化学科実験室および講義室

開催内容および高校生および中学生の参加人数

  以下の5つの実験を実施し、1日目に72名、2日目に68名、合計140名の高校生および中学生が参加した。
  Menu-1 香りの神秘 ~植物から「香り」成分を取りだしアロマキャンドルを作る~
  Menu-2 君も植物の名医 ~植物の健康診断をしよう~
  Menu-3 働くタンパク質、酵素 ~酵素の性質を調べてみよう~
  Menu-4 微生物の顕微鏡観察 ~カビ 細菌 酵母 ミクロな生物たちを見てみよう!~
  Menu-5 血液の役割を試験管内で見る

 上記日程にて高校生のための実験セミナー『バイオサイエンス・スクール2013』を開催いたしました。本実験セミナーは、公益社団法人日本農芸化学会関東支部の主催、一般社団法人日本土壌肥料学会・神奈川県青少年科学体験活動推進協議会・日本大学生物資源科学部生命化学科の共催で2日間実施いたしました。実験当日は両日合計で140名の実験好きな高校生および中学生の参加がありました。

 最近は、高校生対象の実験講座が多くの場所で開かれるようになり、いくつかの講座を受講した人にとっては、これまでの内容が簡単であるという意見があり、学会および大学主催のセミナーとして、実験に慣れている人のために、高校生にとっては多少高度な内容を盛り込んだ実験メニューを実施致しました。お陰様で一部のメニューでは定員を超えた応募があり、他のメニューに参加いただいた場合もありました。そのために、バイオサイエンス・スクールへの参加をあきらめてしまった生徒さんもおりました。参加できなかった生徒さんへは大変申し訳ありませんが、多くの生徒さんが農芸化学分野に興味を持っている事を実感致しました。

 また本セミナーの広報の一環として、インターネット広告である「Yahoo!プロモーション広告」を利用しました。本広告は、Yahoo!での検索語に連動しバイオサイエンス・スクールの広告が表示される広告となっており、バイオサイエンス関連の用語を検索した方へのみ本広告が表示されます。本広告の効果を参加者アンケートにより分析した結果、本広告を見て参加した生徒は7名、割合は5.7%となりました。大きな参加者集団とはなっておりませんが、インターネット広告を活用する事により、農芸化学を知らない生徒さんへ直接アプローチ可能な方法であると実感しました。

 高校生各自の興味にあった実験メニューを選べるよう豊富な実験メニューを提供し、大学の食堂を利用した昼食会、大学生・大学院生による実験指導もあり、今回の実験セミナーを通じて、参加された皆さんには、科学実験の面白さや大学の雰囲気等を含め満足していただけたようです。

(報告者:袴田航)

会場の様子

案内ちらしのPDFファイル

BSS2013